今月の山

( 大空山と富栄山 )
(’06年12月)

  
(第42回)
放牧場の山道と隠されていた展望の山頂を行く
 「大空山と富栄山」
    

 以前から、大空山と富栄山(ふえいざん)の名は知ってはいた
ものの、縦走路のすさまじいネマガリダケを思うとどうしても
歩く気持ちになれませんでした。

 山仲間のメールなどから、今年この縦走路のネマガリダケ
が刈り払われ、容易に富栄山まで歩くことができると知らされ
ました。 秋の初めにのとろ温泉側から、そして今回篠坂牧場
側から歩いてみて、その隠されていた展望を知ることとなりま
した。 

 特に、篠坂牧場側からの山道は、秋のこの時期は絶好の
季節と言えるかも知れません。 多少肌寒い風が吹いていても
南面の緩やかな斜面の放牧場には、一日暖かな日の光が射し
込み、背中を暖かくしてくれます。 そして、間近に見る霰ケ山、
櫃ケ山、星山、擂鉢山。 遠くには大佐山、雄山雌山、明石山、
花見山を望みます。 眼下には紅葉。 景色が足元から広が
るというのは何とも爽快な気分にさせてくれますねー。

 大空山からの展望は、あまりお勧めするほどではありませ
んが、富栄山山頂からの展望は一見の価値があります。
北東にかけて乗幸山、不溜山、泉山、その陰に那岐山。 
北西にかけて三平山、大山、烏ケ山、蒜山三座、矢筈ケ山、
甲ケ山の山々、そして倉吉の街と日本海、岡山森林公園の
県境の山々も望めます。
少し遠景とはなりますが、眺望の角度がいいのでしょうねー。

 のとろ温泉側からの山道は、植林帯と自然林が交互に現れ
やがてブナ原生林の山道へと至ります。 
毛無山〜朝鍋鷲ケ山のブナを見ていると、やはり見劣りして
しまいますねー。(あまり期待しないこと)

 下山後は、のとろ温泉(天空の湯)がおすすめ。
のとろ温泉側登山口から富栄山山頂まで1時間半〜2時間。
篠坂牧場登山口側から富栄山山頂まで2時間半〜3時間。
篠坂牧場側の山道は時間はかかりますが、緩やかな山道
ですので初心者にもおすすめです。



大空山への放牧場の山道から霰ケ山、櫃ケ山、星山を望む

富栄山と大空山.登山マップ

歩きどころ

 
畜産公社の左横に大空山への登山道があります
クサリがかけられていますので、ここが出発点と
なります。
最初は舗装道路ですが、やがて砂利道に変わります

  
晩秋の山道ですが、まだ色鮮やかです。 あまり疲れはしません道はながいです

 
電波アンテナが見えてきます 山道はやがて大きく右に回り込みます


放牧地内に入るところです

 
だんだんと山々が近づく感じです
霰ケ山を間近に望む

 
櫃ケ山と星山をアップで望みます 電波塔が見えてきました


  
放牧地内の山道はゆったりと大きく蛇行しながら
登っていきます
眼下の紅葉もまだまだ鮮やかです
足元から見渡せるのは本当に気持ちがいいです

 
山頂近くまで放牧されているようですね
水飲み場のようです
山道はこんなに蛇行しています

  
いよいよ電波塔です 電波塔前からの展望です。 写真では写っていませんが右に大山が見えます

 
電波塔から10分ほどで大空山山頂です ネマガリダケを刈り取った縦走路の道です
ネマガリダケは3mくらいありますね

  
おもしろい枝ぶりのブナです 富栄山山頂です。

 
山頂ヤグラから大山の方角を望みます 50mmレンズでの大山

 
北東の方角で、左が不溜ケ山、中央奥が泉山、
その背後に那岐山です
大山はこのように見えます。 右に蒜山三座が
連なり、奥に矢筈ケ山や甲ケ山です

 
大山の稜線が三平山(左)に続いています 下山途中、牛に出会いました
おとなしい動物とはいえ、ちょっと遠めに歩いてしまいました 

 
下山途中。 扇山が頭を出していました