山のようす
 記録12 
日付
タイトル
山のようす
2004年3月13日矢筈山の尾根道
前回の山行では美作河井駅からの山道を歩いた。 
植林帯の急登を進むジグザグの山道で、途中、年配のグループに道を譲って
いただき、木陰の道を急いだ。
その日は時間がなく、城郭跡の尾根道の山道にまわることもできず、そのまま
引き返したが、道を間違えてしまった。 
植林帯に入ったところ、大きく西に回るところで、東への折り返し地点を見失って、
そのまま真っ直ぐ進み、小尾根まで出てしまった。 
下りながら東へ折り返し下山道を探した。 幸い、東へ東へと進んで、山道へ戻る
ことができたが、植林帯の道には作業道もあり、下山時などには間違えないよう
注意が必要だ。

千磐神社からの山道は明るくて気持ちが良い。 
始めの15分だけは薄暗い植林帯の尾根道だが、それを過ぎるとアベマキ、ミズ
ナラ、アカマツなどの自然林に変わり、明るい山道となる。 
この尾根道は一本道なので、迷う心配もない。 
山城跡を訪ねて歩く山は多いが、この矢筈山は実に歩きやすく気持ちのよい山道
である。 
登山口付近では、ホオジオ、カワラヒワ、明るい尾根道ではジジュウカラ、ゴジュウ
カラ、コガラ、コゲラなどの囀りがにぎやかに聞こえてくる。 
もう少ししたら、山野草も芽を吹き、次々に新しい顔を見せてくれることだろう。 
春を迎えた山の息き吹きを感じさせられる季節である。

実は、尾根道の途中で単独行の人に出会った。
「途中、木を引っかいた跡を見ませんでしたか。 あれは熊ですよ」
「え! 熊ですか!」と私である。 (そのときは気づいていなかった)
「この先にもあります。 あれを見たので、慌てて鈴を出して歩いているんですよ」
と私の鈴よりもリンと響く大きな鈴を鳴らしながら話して下さった。
「あの爪あとは確かに熊のものです。 だから、下山は河井から下りたらいいで
すよ。」と、お節介にも教えてくださった。
私も好奇心の強い方である。 そう言われると、それを見たくなる。
下山は、あえて河井から下山せず、来た道を帰って写真を撮ることにした。
こうして撮ったのが右の写真である。
昨年も後山で熊に襲われたとか。
昨年後山を歩いたとき、登山口に貸し出し用の鈴が沢山用意してあって、
随分とサービスが良くなったものだと思ったが、後で聞いてみると
そのような事情があったものらしい。
思えば、この山は那岐連峰に続いている。 後山山系、那岐山系、泉山山系
には「熊注意!」の立て札も見られるので、用心に越したことは無いだろう。